一人暮らしの部屋が散らかる理由|収納を増やす前に見直すべきポイント

上着を掛けたイスとバッグ、郵便物などが残る一人暮らしのデスクまわり

帰宅して、カバンを床に置く。
上着はイスの背に掛かったままになる。
郵便物やレシートはテーブルの端に積まれ、充電ケーブルはそこに出しっぱなしになっている。
片付けても、気づけば同じ場所に同じような物が残っています。

こうなると、収納が足りないのではないかと思えてきます。
棚を足せば片付くのではないか、引き出しがあれば入るのではないか、と考えるのは自然なことです。

ただ、収納を足す前に、先に見ておきたいことがあります。
それが、物の「住所」が決まっているかどうかです。
ここでは、使ったあとにその物を戻す場所を「住所」と考えます。
まずは、この住所から見ていきます。

部屋が散らかる理由は、収納不足だけとは限らない

もちろん、収納そのものが足りないこともあります。
掛ける場所も入れる場所もなければ、戻す場所そのものを確保しにくくなります。

一方で、収納に空きがあっても、床やテーブルに物が残ることもあります。
入れ物を増やすだけで、その物をどこへ戻すかまで決まるわけではありません。

LifeBaseでは、収納用品を検討する前に2つのことを確認していきます。

  • その物の住所が決まっているか
  • 決まっているなら、そこへ戻しにくくなっていないか

この2点を見ると、収納を増やす前に見直せるポイントが見えてきます。

まずは、いつも物が残っている場所を見る

いきなり部屋全体を見直す必要はありません。
まずは、気づくと物が残っている場所をひとつ見てみます。

机の上、ベッドサイド、イスの背、玄関まわり。
どこか思い当たる場所があれば、そこで構いません。

そこに何が残っているかを見ます。
カバンなのか、上着なのか、郵便物なのか。
見る場所をひとつに絞れば、次に確認する物も具体的になります。

戻す場所が決まっていない物から見直す

その場所に残っている物を、ひとつずつ見ていきます。
仕事カバン、上着、郵便物、レシート、充電ケーブル、毎日使う小物。

それぞれについて、「これは普段どこに戻す物か」を考えます。
ここで見るのは、その物の住所が決まっているかどうかです。

住所が決まっていなければ、まず戻す場所を決めます。
戻す場所がないままだと、片付けるたびに「どこへ置くか」を考えることになります。

一度着てまだ洗わない服が、イスやベッドに残っている場合もあります。
この服の置き場については、別の記事で詳しく扱っています(一度着た服の置き場を決める記事)。

反対に、戻す場所は決まっているのにそこへ戻っていないなら、次は戻しにくさを見ていきます。

戻しにくいなら、置き場所と動線を見直す

そこで見るのは、その場所へ戻すまでの手間です。

たとえば、帰宅して物を置く場所から戻す場所までが遠い。
毎回扉を開ける必要がある。
蓋を開けたり、中の物を動かしたりしないと戻せない。
こうした手間があるなら、その場所が自分にとって戻しやすいかを見直します。

見るのは、「正しい収納場所か」ではなく、「使ったあとに無理なく戻せる場所か」です。

今の場所へ戻しにくいなら、使う場所や帰宅後の動きに合わせて、別の場所を戻し場所にできないか考えます。

収納を増やす前に、今ある収納で戻せるか試す

戻す場所を変えたいと思ったら、新しい収納を探す前に、今ある収納を見てみます。

空いている引き出し、棚の一部、すでにあるフック、今使っている収納の空き。
その中に戻す場所を作れそうなら、まずそこを使ってみます。

新しい収納を足さなくても住所を作れるなら、まずはその場所を戻し場所にします。

使ってみて、その場所へ問題なく戻せるなら、新しい収納を足す必要はありません。
戻しにくい、そもそも置く場所がないという場合は、そこで初めて収納を足すかを考えます。

買わないことが目的ではありません。
買う前に、何が足りていないのかをはっきりさせることが目的です。

それでも足りない場所だけ、収納を足す

今ある収納を見直しても戻す場所を作れないなら、そこで収納を足す選択肢を考えます。

大切なのは、収納を探し始める前に、「どの物を、どこに戻したいのか」が決まっていることです。

戻す物と場所が決まっていれば、何のために収納を足すのかも明確になります。
反対に、戻す物が決まっていないまま収納だけを増やすと、何を入れる場所なのかが曖昧なままになります。

部屋全体の収納をまとめて増やすのではなく、今ある収納では戻す場所を作れなかったところだけを対象にします。
こうすれば、収納を足す場所を実際に足りないところへ絞れます。

まとめ:出しっぱなしになる物をひとつ見つけ、戻す場所を決める

収納を増やす前に、まず見るのは、いつも物が残っている場所です。

そこにある物の住所が決まっているかを確認します。
決まっていなければ、戻す場所を決めます。
決まっているのに戻っていないなら、戻しにくくなっていないかを見ます。
そのうえで、今ある収納では戻す場所を作れないところだけ、収納を足すかを考えます。

LifeBaseでは、いきなり部屋全体を対象にせず、まずはひとつの場所、ひとつの物から見ていきます。
次に何を確認するかを具体的にするためです。

まずは今日、いつも同じ場所に出しっぱなしになる物をひとつ見つけて、戻す場所を決めましょう。