一人暮らしを始めるときや、クローゼットを整えようとしたときに、ハンガーを何本用意すればいいのか迷うことがあります。
調べてみると、これくらいあれば足りるという本数の目安も見つかります。
ただ、その目安が、自分の服の量や収納の仕方に合うとは限りません。
服が少ない人もいれば、ジャケットが何着もある人もいます。
Tシャツを畳んでしまう人と、掛けたままにしておきたい人でも、必要な本数は変わります。
洗濯したシャツを、乾いたあと同じハンガーのままクローゼットへ戻す人なら、その分の洗濯用ハンガーは要りません。
だから本数は、目安の数字ではなく、自分が掛けて収納したい服から考えたほうが早く決まります。
持っている服を全部数える必要はありません。
ハンガーに掛けたままにしておきたい服だけを見れば、必要な本数は見えてきます。
一人暮らしのハンガーは「平均本数」で決めなくていい
ハンガーが足りないと、掛けきれなかったシャツがイスや床に残ります。
反対に多すぎると、空のハンガーがクローゼットの幅を取り、服が押し込まれて出しにくくなります。
どちらも、本数が自分の服の量と合っていないだけです。
目安の数字だけでは、自分の服の量や収納の仕方までは分かりません。
シャツが中心の人と、コートやスラックスが多い人では、必要な本数だけでなく必要なハンガーの形も違います。
洗濯用を分けて持つかどうかでも、用意する数は変わります。
自分が掛けたい服を基準にすれば、必要な本数を自分で判断できます。
最初に見るのは、ハンガーではなくクローゼットの中身です。
まず、掛ける服が何着あるか確認する
クローゼットを開けて、持っている洋服のうち、ハンガーに掛けたまま収納したい服を見ていきます。
たとえば、シャツ、ブラウス、ジャケット、コート、スラックスなどです。
畳んでしまうものは、この段階では脇に置いておきます。
Tシャツや部屋着は、人によって分かれます。
畳んで引き出しに入れているなら、その分のハンガーは必要ありません。
掛けたままのほうが探しやすいと感じるなら、その枚数も数に入れます。
どちらが正しいということはなく、自分が続けやすいほうで構いません。
ニットは、掛けるか畳むかを決めるときに重さも確認します。
クリーニングの専門家によれば、ハンガーに掛けてよいかどうかは素材の重さによります。
編み目が粗くて重いニットは、掛けたままだと自分の重さで伸びるため、畳んで保管するほうが安心です。
編み目が細かくて軽いニットなら、掛けておいても構いません。
畳むと決めた服は、ハンガーの本数には数えません。
そもそも一度着た服を掛けるのか、カゴなどに入れるのかが決まっていないなら、先に置き場を決めておくと数えやすくなります(一度着た服の置き場を決める記事)。
このあとの流れは、次のようになります。
- ハンガーに掛けたまま収納したい服を数える
- 洗濯のときに使うハンガーと重なる分を整理する
- シャツ用・パンツ用・アウター用に分けて、それぞれ何本必要かを見る
- 今持っているハンガーを数えて、足りない分だけ買い足す
ここで数えた服の枚数が、必要な本数の出発点になります。
洗濯用は、収納と兼用する分を二重に数えない
本数が実際より多く出てしまうのは、洗濯で使うハンガーを丸ごと別に足してしまうときです。
収納と洗濯で同じ1本を使っている服なら、別々に数える必要はありません。
洗濯したシャツをハンガーに干して、乾いたあとも同じハンガーのままクローゼットへ戻すなら、そのシャツのために洗濯用を別に用意する必要はありません。
1本のハンガーが、干す場所からクローゼットへ移るだけだからです。
一方、ハンガーで干したあと、乾いたら畳んでしまう服もあります。
Tシャツを畳んで収納している場合がこれにあたります。
この服はクローゼットではハンガーを使いませんが、干すときには必要です。
その分は、掛けて収納する服とは別に用意します。
とはいえ、持っている服全部から計算する必要はありません。
一度の洗濯でハンガーに干す量が分かれば、それで足ります。
| 数えるもの | 数え方 | 本数への反映 |
|---|---|---|
| 掛けたまま収納したい服 | クローゼットに掛けておきたい服を数える | そのまま必要な本数になる |
| 干したあとに畳む服 | 一度の洗濯でハンガーに干す量を見る | 洗濯用として別に用意する |
| 今持っているハンガー | 洗濯で使っているものも含めて数える | 必要な本数から引いて、足りない分を出す |
どちらの使い方が正しいということはありません。
自分がふだんどう回しているかを思い出して、同じ服を二度数えないようにするだけです。
トップス・ボトムス・アウターで必要本数を分ける
合計の本数だけ分かっても、どのハンガーを何本用意するかまでは決まりません。
服の形によって、合うハンガーが変わるからです。
シャツやブラウスには、薄いハンガーが向きます。
薄いものを選べば、限られたクローゼットの幅により多く掛けられます。
肩から滑り落ちやすい素材の服があるなら、滑りにくいタイプを何本か混ぜておくと扱いやすくなります。
パンツやスカートは、バーに掛けるか、クリップで挟むかで用意するものが決まります。
ジャケットやコートは、シャツと同じ考え方では選べません。
紳士服店の公式なお手入れ案内でも、ジャケットは肩に厚みのある立体的なハンガーに掛けることが案内されています。
肩を支えられる形かどうかで見ます。
| 服の種類 | 合うハンガー | 何本必要か |
|---|---|---|
| シャツ・ブラウス | 薄型、必要なら滑りにくいもの | 掛けたまま収納したい枚数 |
| パンツ・スカート | バーに掛けるか、クリップで挟むもの | 掛けておきたい枚数 |
| ジャケット・アウター | 肩を支えられる厚みのあるもの | 手持ちの着数 |
| 重いニット | 掛けずに畳む | 数えない |
厚みのあるハンガーは、その分だけ場所を取ります。
すべての服を厚みのあるハンガーで揃える必要はありません。
厚みが必要なジャケットやコートの分だけ用意します。
洗濯用を別に持つなら、ここに一度の洗濯で干す分を足します。
これで、自分に必要な本数のおおよそが見えてきます。
今あるハンガーとの差分だけ足せばいい
必要な本数が分かったら、次は今持っているハンガーを数えます。
クローゼットに掛かっているものだけでなく、洗濯用や収納の奥にあるハンガーも確認します。
数えるときは、シャツに使えるもの、パンツ用、ジャケットを支えられる厚みのあるもの、と分けておきます。
形が合わないものは、その用途では使えません。
まだ使えるものはそのまま使い、足りない分だけ買い足せば十分です。
すでに足りているなら、新しく買う必要はありません。
ただし、今掛けたい服の数にぴったり合わせると、掛けて収納したい服が1枚増えただけですぐ足りなくなります。
収納スペースに余裕があるなら、予備として5〜10本ほど多めに持っておくと、そのたびに買い足さずに済みます。
洋服を買うことが多い人なら、最初から余裕を多めにしておいてもいいでしょう。
クローゼットが狭いなら、最初から多く持たず、足りなくなってきたタイミングで5本ほど追加して様子を見る方法でも構いません。
買い足すなら、服に合わせて最小限の種類を選ぶ
足りないものが分かってから、その用途だけを補います。
| 商品 | 向いている人 | 役割 |
|---|---|---|
| MAWA シルエット41 | シャツやブラウス用が足りない | ふだん使いのトップス用 |
| MAWA ボディーフォーム42 | ジャケットやコート用が足りない | 肩を支える厚みのあるもの |
| 無印良品 アルミハンガー・パンツ/スカート用 1段 | パンツやスカート用が足りない | ボトムス用 |
| 無印良品 アルミ洗濯用ハンガー・3本組 約幅42cm | 干してそのまま収納する分が足りない | 洗濯と収納の兼用 |
MAWA シルエット41
シャツ用が足りないなら、薄型のシルエット41が候補になります。
厚さ1cmと薄いので、同じ幅により多く掛けられます。
公式にはノンスリップコーティングが衣類をしっかりキャッチすると説明されており、襟をサポートする形のため襟付きのシャツやブラウスに向きます。
サイズは36・41・45があるので、自分の服の肩幅に近いものを選びます。
MAWA ボディーフォーム42
ジャケットやコートを掛ける分が足りないときの候補です。
肩当て部が広く、肩に厚みのある衣類にフィットする形になっています。
厚さは5.5cmあるため、掛けたいアウターの着数分に絞ると、クローゼットの幅を使いすぎずに済みます。
無印良品 アルミハンガー・パンツ/スカート用 1段
パンツやスカートを掛ける分が足りないときの候補です。
ピンチで挟んで1着ずつ掛けるタイプで、まとめて掛けたい場合は3段のものもあります。
無印良品 アルミ洗濯用ハンガー・3本組 約幅42cm
洗濯にも収納にも使う前提のアルミハンガーです。
干したあと、そのままクローゼットへ戻す使い方なら、洗濯用と収納用を分けずに使えます。
3本組で、幅は約33cmと約42cmから選べます。
襟付きシャツなど、服に合わせてハンガーの形も選びたい場合は、トップス用を別に用意する方法もあります。
まとめ:必要本数は「掛ける服」から決める
考え方はそれほど複雑ではありません。
- 持っている服のうち、掛けたまま収納したい服だけを数える
- 干したあとも同じハンガーのまま戻す服は、洗濯用を別に足さない
- シャツ用・パンツ用・アウター用に分けて、必要な形を確かめる
- 今あるハンガーを数え、足りない分だけ買い足す
- 服が増えることを見込んで、収納に余裕があれば少し多めに持っておく
目安の数字をいくつ集めても、自分のクローゼットの答えにはなりません。
基準になるのは、目の前にある服です。
今日、クローゼットに掛けたい服を数えてみてください。
そのうえで今あるハンガーを数えれば、あと何本足りないかが分かります。
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